痰の性状


痰は病気によって、色、粘り気、臭いに特徴があります。

痰の色を医師に伝えることも、診断の重要な手掛かりとなります。

痰の量が多い方は、ぜひ観察してみてください。

色などの特徴 主な病気
 痰黄色  細菌性の感染症が多い(急性咽頭炎、急性気管支炎など)
緑色 緑膿菌が関係している(びまん性汎細気管支炎、慢性気管支炎など)
錆びた色 肺炎球菌と関係している(肺炎球菌性肺炎、肺膿瘍など)
白色、粘度が高い 非細菌性(ウイルスなど)の感染が多い(アレルギー性気管支炎、COPDなど)
ピンク、泡沫状 血液と空気が混ざる(肺水腫など)
白色、サラサラ (肺胞上皮癌、気管支喘息など)
暗赤色 下気道からの出血が多い(肺がん、気管支拡張症、肺結核症など)
赤色 肺出血など